Ten-Say BLOG

Don't You Worry 'Bout A Thing

移転しました。

絶賛されている人にも酷評する人はどこにでもいる、でもそれは・・・

絶賛されている人にも酷評する人はどこにでもいる、でもそれは・・・

俺は昔、音楽活動をしていたことがあった。

ライブ活動はもちろんコンピレーションアルバムと言って、複数のアーティストが参加するCDのリリースにも数枚参加して今でもiTunesで曲が販売されている。

そのアルバムは音楽の専門誌にも少し取り上げられ、その中でも俺の曲の評価が高く、iTunesの売り上げでも俺がトップだった。

それから「曲を聴いて涙が出た」という感想もいただいた。この時は本当に嬉しかった。

プロのミュージシャンも出入るするバーのマスターからも絶賛されていたし、地元でのライブはいつも大盛況でした。でも、別に有頂天になっていたわけじゃないけど、頭を殴られるようなショックなことを言われたことがあった・・・

 

はらわたが煮え繰り返るぐらいの酷評をされた

僕がライブ活動を休止する少し前のこと、プロのミュージシャンも出入るするバーのマスターに俺のライブを見てもらう機会が訪れた。だからと言って特別なことをしたわけではなく、俺はいつもどおり一生懸命パフォーマンスし、会場もすごく盛り上がった。やってやったぞという実感があった。そのあとバーのマスターにライブの感想を聞いたのだが・・・

 

「君は全然ダメだ。出て来た時にインパクトがない」

 

そう言われた。自分の演奏の全てを否定されたような気がした。楽曲は絶賛されていたのに、ライブは酷評?!どういうこと?他のお客さんは盛り上がっているのに?

その時ははらわたが煮え繰り返るほどの怒りが込み上げたが、目が点になったまま何もいえなかった。

 

俺はこみ上げる感情を抑えるかのように強い酒をストレートで何杯も飲んだ。あんまり飲みすぎると帰りに機材を持って帰るのが大変なのに・・・

 

何年も経って思い返してみると俺のことを「プロ」として見ていてくれてあえて厳しい言葉をくれたんだと思った。もちろん足りない部分がたくさん見えたからだろう。

マチュアでよければ「よかったよかった」「すごいすごい」と甘い言葉だけ聞いていれば気分良く活動できたのかもしれない。

でもプロを目指すならばもっともっと厳しい世界が待っている。どこの誰だかわからない人に酷評されることもあるのだ。

 

少なくとも俺は一生懸命練習してやったのにとか、周りが絶賛しているのにとか言い訳じみたことは一切思わなかった。

ましてや「偉そうに言うならお前もやってみろ」なんて考えは一切持ったことがない。そういう甘い言い訳じみた考えがあるやつはプロ意識のない本当に根性が腐っているやつだ。正真正銘のど素人だ。俺はプライドを持って他の人が真似できないパフォーマンスをしていた。人が真似できないことをやっているので、「お前もやってみろ」なんて考えはハナからないのだ。そもそも真似できないのだから。

 

信頼していた人から酷評されて本当にショックだったが、足りないところがあるのは自分自身が一番よく知っていた。

自分の作ったもののクオリティーは決して低いとは思わない。でもそれで慢心してしまったらそれまでだ。常に向上心をもっておかないとすぐにダメになる。

ぬるま湯に浸っていたければ仲良しごっこを続ければいい。

 

もしこれを読んでいる人が何かにチャレンジしていて、もし誰かに酷評されたりすることがあったのなら、ショックかもしれないけど受け止めて、飲み込んでバネにしてほしい。それは大きな期待の一言だし、誰よりも真剣に見ていてくれた証しなのだから。

 

PS:プロのミュージシャンとも一緒にやる機会が増え、もう一段上がる頃だったんだ。でもプロのような活動はせずにアマチュアの活動を続けたのは、やはりプロの世界はとても厳しく、上には上がいることを肌身で感じていたからだ。ものすごいミュージシャンの大先輩たちのがいる中で、俺がやっていることは子供の遊びに過ぎなかった。でもその入り口あたりまでたどり着くことができたのは、俺の一つのピークだったのかもしれない。