犬を飼う

犬を飼う

僕は犬を飼っていた。

朝夕一緒に走って散歩をするのだ。

 

始めに飼った犬は「チェリー」という名前だった。

柴犬のメスだ。

とてもとても可愛がった。

 

日本犬なので日本らしい名前にしたかったが「さくら」では男はつらいよになってしまうので「チェリー」にした。

 

チェリーとよく散歩をした。

小学生の頃だった。

 

ある日、チェリーは死んでしまった。

そのあとも犬を何匹か飼った。

 

 

ここ数年は、というか大人になってからは飲み友達しかできなかった。

その場限りの軽い付き合いだ。

といえば失礼になるか。

うん、なぜかどこにいっても仲良くしてくれた。

飲みっぷりがいいからかもしれない。

 

「まぁ飲めや」とよくおごってもらった。

 

ある時、普通に友達ができた。

よく一緒に出かけた。

嬉しい時はコロコロ笑う人だった。

 

僕の名前を街中で大きな声で何度も何度も呼んだ。

恥ずかしかったけど、やけになついてきて可愛い奴だった。

 

もうこんなこともないんだなと思うと、寂しくなった。

 

僕は友達が少ない

友達に誘われないと外にも出ない。

 

一人になったら犬を飼おう。