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深夜レストラン「はじめておっぱいを舐めた話」|短編

Shinjyuku Kabukicho

深夜レストラン|短編

俺は19、20歳の頃、新宿の深夜レストランで働いていた。

なかなか忙しい店だったが、俺は真面目に働き、同期の中では上司に見込まれる存在になっていった。販売促進の賞なんかももらったりして、賞品としてディズニーランドのチケットを2枚もらったけど、誰も誘う友達がいなくて、彼女もいなくて、結局無駄にしてしまった。

遊園地とかいく性格じゃなかったし、休みの日はライブハウスに行くか、音楽バーに行くのが習慣になっていた。その頃は音楽だけが趣味だった。

 

そう、彼女がいなかった。

好きな人がいないわけじゃなかったけど、どうしていいかわからなかった。

 

 初めての女

 

途中で他店舗から移動してきた女がいた。ヨウコという女だ。

ヨウコはドジな女で、仕事でしょっちゅうミスをしていたから、俺はあんまり好きじゃなかった。でも今考えてみると、なかなか可愛い女だった。

 

例えるなら誰だろう

平岩紙ちゃんと上戸彩を足して混ぜたような感じだ。

上戸彩写真集「natural」

 

悪くはないだろう。

でも当時の俺にはブスにしか見えなかった。

 

ある日仕事が終わって同僚数人で飲みに行って、確か朝までになってしまった。その中にヨウコもいた。ヨウコはあまりしゃべらない女で、いつもヘラヘラとだらしない口で笑う女だった。今考えると、気がつけばいつも俺のそばにいたような気がした。

しこたま飲んで解散して、俺は自分の部屋に戻った。

 

シャワーを浴びて寝ようと思いベッドに横になった時だ。

 

ピンポーン!

 

ドアのチャイムが鳴った。

 

ん?なんだろう?

 

ドアを開けると、つい1時間ばかり前に別れたばかりのヨウコが立っていた。

 

 

「お前、なにしてんの?ん?」

 

俺は全く意味がわからなかった。

なんなんだ?この女は?めんどくせぇ、と思っていた。

 

ヨウコはニコニコしたまま無言だった。

 

「俺、寝るけど、勝手にしろよ」

 

ヨウコを部屋に入れて俺はベッドに横になった。言っておくけど俺は恋愛に関しては相当鈍い。今何が起きてるのかさっぱりわからなかった。

 

ベッドで横になっているとヨウコはベッドに潜り込んできた。

本当にこの女、ほとんど喋らない。

 

「ん??お前・・・」

 

この時、やっと気がついたんだ。この女がわざわざ俺の部屋にやってきたことを。

ドジな女だったけど、横で見ると結構可愛かった。まだ女の経験がなかった俺はヨウコの体を触ってみた。もぞもぞと服をたくし上げ、胸をあらわにし、俺は初めて女の乳房を口に含んでみた。

 

正直よくわからなかった。

 

やっぱり俺はヨウコのことは、それほど好きではないのだ。

ヨウコも俺に対して「好き」と一言も言わなかった。
いや、言えなかったのかもしれない。

ヨウコのカラダをいくら触ってもヨウコは全く濡れなかった。緊張しまくっていたのだ。ヨウコのことは好きじゃないからキスはしなかった。

この頃の俺は女のカラダのことをひとつもわかっていなかった。ヨウコも多分男のカラダを知らなかったのだ。1時間ほど二人でもぞもぞして、何もできずに疲れてしまい寝ることにした。

 

起きたらヨウコはいなかった。

 

次の出勤で職場でヨウコに顔を合わせると、ヨウコの顔は真っ赤になった。俺はまるで何事もなかったかのように「おっす!」といつものように接した。

 

本当に俺は女というものがわかっていなかった。

痛々しい。

痛々しいラヴ (Feelコミックス)

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 今もそうかもしれない。

 

*この話はフィクションです。

 

今日の話は明日記事の前菜程度の話です。明日の更新を乞うご期待。しかも俺じゃないです。