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糸電話~EMALE LOVE|短編

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短編「糸電話~EMALE LOVE」

このお話を書いたのは14年前。

ネットで気持ちを伝え合うことが普通となった昨今。人々はそのコミュニケーションのやり方にまだ慣れていませんでした。 そんなお話。

行間は読んでください。

  

2003.10.11.(SAT)15:26

インターネットや携帯メールなんてもういらないからさ。
君と糸電話で会話したいな。

 

 

2003.10.11.(SAT)19:48

そう思って早速糸電話屋さんに行ってみたんだ。
お店の人が出てきていろいろ教えてくれたよ。

この糸電話は遠くにいる人との糸電話はもちろん、
インターネットやメール、
コップの中を覗いて相手をみながら会話も出来ます。
デジタルカメラも付いています。
動画も録画できます。

と、得意げに喋った。
僕はなんだか気持ち悪くなって、

そんなの要らないよ。

って言って帰って来ちゃった。

 

 

2003.10.11.(SAT)22:25

結局

糸電話を自分で作ってみた。
紙コップと紙コップを糸でつないで作った。
でも一人暮らしのこの部屋じゃ誰も話し相手がいなくて、
余計に悲しくなってなんだか泣けてきた。

結局君にこうやってメールを打ってる。
君がいつも側にいてくれればメールもインターネットもいらないのにね。
糸電話で十分なのにね。

 

 

2003.10.12.(SUN)02:44

僕じゃないんだね。

もし君が悲しかったら僕を思いだしてくれればいい。
そんな存在になれるかな?
いつでも君の味方だからね。

 

 

2003.10.13.(MON)02:18

何て言っていいのかわからないけど、
誰も傷付けずに生きていくことなんかできないよ。
君もその彼も僕自身も。

だから自分を責めたり、彼を責めたりしちゃダメだと思うよ。

 

 

2003.10.13.(MON)12:32

好き地獄ってあるんだって。
生き地獄みたいなもん。
好きすぎて全てが地獄のようになっていくんだ。

好きすぎて相手の行動を疑う。
嫉妬する。
不安になる。
考えすぎる。
相手に多くを求めすぎて苦しくなる。
もうこれ以上無理、限界ってほど相手のことを思ってしまう。

相手に何かを求めるより、自分が素敵になっていく方が近道だと思うな。
僕もそうしているつもり。
でもやっぱり苦しいよ。

 

 

2003.10.15.(WED)15:09

ねぇ、僕は君の力になれてるかなぁ?

 

 

2003.10.15.(WED)18:31

そうやって自分を枠にはめても苦しくなるだけだよ。
今は枠にはまってることで安心できるかも知れないけど、
いつかはその枠が邪魔になって苦しくなるよ。

自分のすべき事は「これ」と「これ」、
なんて決めたって面白くもなんともないよ。

人生は道から外れるから面白いんだ。
でしょ?

 

 

2003.10.17.(FRI)22:04

実際顔つきあわせて話をしても誤解したり傷付けちゃったりするんだから、メールでなんてほんとに難しいよ。

君が僕のメールでも元気が出ないんならどうすればいい?
糸電話がいい?
それとも何も言わずにそばにいればいい?

 

 

2003.10.19.(SUN)20:46

泣いてもいいと思うよ。
涙には癒しの効果があるんだって。
泣いた後ってなぜか気持ちが落ち着くよね。

本当に辛いのは泣きたいのに涙が出ないことだって。
だから涙が出る時に思いっきり泣いた方がいいと思うよ。

僕は泣きたいけど泣けない。

 

 

2003.10.22.(WED)04:21

人の親切が逆にうざったくなる事ってあるよね。
少し僕は距離を置くよ。
やっぱりメールじゃ伝わらないんだね。
ごめんね。

 

 

2003.10.22.(WED)21:17

僕はやりきれない思いになり、最後のメールを打って携帯電話を地面に叩きつけた。
もう携帯電話はいらない。
僕は何も知りたくない。
知りたくもない。

終わり。

 

 

あとがき

これ、どうやってタイムスタンプを取ったかというと、CGIの日記帳で更新して書いていきました。CGIも自作だったと思う。

昔の自分へ自分が感想書きますね。なんか久しぶりに読んだけど、言いたいことはわかるけど、なんか、寒いわ!!きもっきもっ(笑)

糸電話とか、頭おかしいんじゃねーの?!

 

確か、ラーメンズの糸電話のコントを見て思いついて書きました。

あったあった、これ。

 

ラーメンズ 時間電話

www.youtube.com

 

小林賢太郎さんが「小さいゾウがパオパオパオパオ」っていうところが好きです。

12分ぐらいあるコントです。
お時間のあるときにでも。

 

小林賢太郎さんは作品を作るときに、こんなことを大切にしているそうです。ぼくもすごく共感する内容なので、ウンウンと何度も読みふけってしまいます。

  • 面白くて、美しくて、不思議であること。
  • 目の前のお客さんを楽しませる。
  • 古臭さを感じさせない。
  • 難しいほうを選ばないと、誰かが出した結果しか出せない。
  • 自分は何が好きなのか、なぜ好きなのかまで考える。
  • 我慢ではなく努力、後悔ではなく、反省。
  • つるまない、つるめない
  • 出来ない理由を並べずに、できる方法を考える
  • 人のせいにしない
  • 「人にどうあってほしいか」よりも「自分がどうありたいか」
  • 見た目と実力のバランス

 

この本に詳しく書いています。

僕がコントや演劇のために考えていること

僕がコントや演劇のために考えていること

 

 

携帯やスマホをバッキバキにしたことはありますか?

ぼくはないですけど、バッキバキのスマホを見たら用心します。きっと気性が荒い人なので。でも叩きつけたい気分はわかります。

ぼくのアンドロイド、テーブルからよく落とすのでもうボロボロです。外見は普通です。どうでもいい話でした。

もうすぐiPhone Xっていうのが出るらしいですね。

そんな感じで今日もがんばろ!

 

PS:昨日は初の試みで一日中そわそわしてました。500PVぐらいは普段よりは上がりました。ありがとうございました。